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森林の仕事とは ~林業の基礎知識~

森林を維持管理しながら、育成した樹木を伐採して木材資源を生産する仕事です。
苗木を植え、豊かな森林にするために下刈り、枝打ち、除伐、間伐を行いながら持続可能な森林管理を行います。近年では地球温暖化防止に対する期待が大きく、森林の整備、保全が林業の重要な役割の一つとなっています。
このページでは1年を通した森林の仕事についてご紹介します。

夏・秋編

夏・秋
  • 1.下刈り
    植付けされた苗木の成長を妨げる植物を除去する作業です。
  • 2.つる切り
    つるが幹に巻き付いて変形したり、雪で折れやすくなるのを防ぐために、くず、藤などつる性植物を除去する作業です。
  • 3.除伐
    植えた木がある程度成長した際、目的樹種以外の植物を中心に、形質の悪い木を除去する作業です。
  • 4.枝打ち
    良質材の生産と林内の光環境の改善のため、枯れ枝やある高さまでの生き枝を付け根付近から除去する作業です。
  • 5.間伐
    混みすぎた森林の樹木の間引きを行い、適切な密度で健全な森林へ導きます。また、利用できる大きさに達した立木を、徐々に収穫するためにも行います。

冬・春編

冬・春
  • 1.雪起こし
    雪圧によって倒れた幼齢木を起こし、縄などで固定する作業です。木を垂直に育てるために行います。
  • 2.主伐
    伐採時期を迎えた木を伐り収穫し、次世代のための土地再生を行います。
  • 3.集材・運材
    集材は、伐倒木や丸太を林道端などの1ヵ所に集める作業です。運材は、集材された木材をトラックなどに積み込み、木材市場や貯木場に運ぶ作業です。
  • 4.地ごしらえ
    伐採した森林に次の苗木を植樹しやすいように土地を整えます。
  • 5.植え付け
    地ごしらえを終えた場所に、苗木を植付けていきます。また、植付けした苗木が、動物に食べられてしまわないように周囲に防護ネットを張り巡らせて苗木を守ります。
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